「マップス -新・世界図絵- 」 ~かえるの2015年ベスト本 番外編~
今回は、私が選んだ2015年のベスト本の番外編。
これは、最高に楽しくて、何度もページをめくっている1冊。
- 作者: アレクサンドラミジェリンスカ,ダニエルミジェリンスキ,Aleksandra Mizieli´nska,Daniel Mizieli´nski,徳間書店児童書編集部
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/09/10
- メディア: 大型本
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ポーランドの若き絵本作家・デザイナー夫妻が、世界42か国をすみからすみまで調べあげ、地図とイラストを描いたもの。
見開きのページに1か国が描かれている(そもそもかなり大型の本なので、広げると、机の上いっぱいに地図が広がるかんじ)。
首都、言語、人口、面積、現地の言葉で書いた国名が記載されているほか、食べ物、歴史的な建物、有名な人物、動物、植物といった、数え切れないほどのイラストがびっしり書き込まれている。
本書の魅力は、なんといってもこのイラスト。
愛情をもって1点1点描かれたことが想像される丁寧なイラスト。旅好きの若い夫妻が、世界中のいろんな国を旅して、大好きになった国をとことん調べて、わいわい楽しくおしゃべりしながら絵を描いたのだろうか…。
写真や活字を使った地図帳の方が情報は圧倒的に多いはずだけれど、この本は、何度もくり返しページをめくり、となりに人がいれば「ねぇねぇ、ちょっとこれ見てよ。」と話しかけずにはいられない楽しさを秘めている。そして、本を開くたびに新しい発見がある。
日本もちゃんと描かれている(夫妻は日本が大好きで、日本語も勉強したことがあるらしい)。
歌舞伎、忍者、相撲、すし、富士山…このへんは定番。 女子高生、招き猫なんて変わりものも。
でも、私は、日本海に描かれたあるイラストを見て目が点に…。
えぇぇぇぇ…なぜそんなものが!?
「マップス」文句なく、妄想かえる文庫(*)入り決定!
*妄想かえる文庫→将来、Book Cafeを開いたら、店に置きたいと勝手に妄想している本のリスト
では、また次回。ごきげんよう。