一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)の世界って？

 　高校の頃（はるか昔）、選択科目で日本史を選んだ私は、世界史をほとんど勉強しなかった。このことがずっとコンプレックスだった。

　昨年、一念発起。手はじめに「大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)」　を読んでみたけれど、基本が理解できていない私は消化不良。

　ちゃんと全体を学ぼうと次に読み始めたのが「世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)」。ところが、これも三分の一も読み進まないうちにつまづいた。「ユダヤ」という言葉が引っかかる。

「ユダヤ人」って？　なんで迫害されてたの？

「ユダヤ教」って？

「キリスト教」と関係あるんだっけ？　

「イスラム教」とも関係あり？

 気になる！！

…というわけで図書館をうろうろしていたら、まさに今の私にぴったりの本を見つけた。

ペンブックス19 ユダヤとは何か。聖地エルサレムへ (Pen BOOKS)

ペンブックス20 イスラムとは何か。 (Pen BOOKS)

ペンブックス15 キリスト教とは何か。I 西洋美術で読み解く、聖書の世界 (Pen BOOKS)

　ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、もともとはユダヤ教に端を発する宗教で、一神教であること、基本的に偶像崇拝を認めないこと等、共通点が多いことや、各宗教の歴史等をざっくりとではあるけれど、ひととおり知ることができた。

　これですべてを理解できたとは思わないけれど、各宗教の歴史や関連性を理解するための入門書としては最適かも。写真が多用されており、短時間で読めるところもいい。

ペンブックス16 キリスト教とは何か。II もっと知りたい! 文化と歴史 (Pen BOOKS)

　こちらは、西洋文化を理解する上で知っておくべきキリスト教の文化と歴史が紹介されている。ヨーロッパを旅する前に読んでおけばよかった！

　様々な歴史的・文化的な背景を持つ人と交わることが多くなってきた今日、歴史や宗教を知ろうとすることは、相互理解の第一歩かも。

　さて、引き続き、世界史の勉強がんばろう！

　では、また次回。ごきげんよう。