「入社1年目の教科書」 ~新社会人の君に贈りたい1冊~
小さい頃から知っている親戚の子が、この春社会人になる(早いなぁ~)。
お祝いに何か贈りたいと思い立ち、本を選んでみた。
選定基準その1 比較的若い世代が書いた本であること
その2 タイトルがいいこと(びびっとくること)
その3 本の評価が(ある程度)定まっていること
そして選んだのがこの1冊。
選定基準1は、年寄りが書いたものだと説教臭くなると思ったから。著者の岩瀬大輔さんは、この本を書いた時点で35歳。 新社会人から見ると、近い年代の先輩といった感じではないか。
選定基準2は、タイトルにインパクトがないと興味を持ってもらえないと思ったから。
選定基準3は、あまたあるこの手の本の中で、一定の評価を得られているものは読者を引き付ける魅力を持っているに違いないと思ったから(この本、2011年に出版されたものだが、先日も日経に大きな広告が出ていた)。
念のために自分でも読んでみた。
著者の岩瀬さんは、ライフネット生命保険代表取締役社長。東大在学中に司法試験に合格。ボストン・コンサルティング・グループなどを経てハーバード・ビジネス・スクールを卒業し、帰国後ライフネット生命保険を設立。
素晴らしいキャリア。
素晴らしすぎる。
こんなエリートが書いた本では、かえって反発されちゃうんじゃないか…。
しかし、本書の中で岩瀬さん自身も述べられているように、書かれているのは決して目新しいものではなく、ごく当たり前のこと。
まず、どんな仕事にも当てはまる「仕事において大切な3つの原則」。
- 頼まれたことは、必ずやりきる
- 50点で構わないから早く出せ
- つまらない仕事などない
この3つを死守することが原理原則。
これを大前提として、あとは具体的な仕事のやり方50項目が書かれている。読んでいると、社会人○○年生の私もはっとさせられる言葉が。
(ビジネス書を読むときは、)漫然と読むのではなく、常に「So What?」に落とし込むように読まなければならないのです。
社会人にとって最も大切な命題は、自分の能力を最大限引き出すことです。最大になった力を勝負どころに注ぎ込むのです。
仕事は「ここぞ!」という時のための準備
私が就職するとき、この本をプレゼントして欲しかった!
どうか、これを読んだ君が、1つでも何かを感じ取ってくれますように…。
では、また次回。ごきげんよう。